便利道具研究所アルファ

自身の日記を交えながら、生活を楽にする便利な道具や情報などを配信、記録してます

【投資 株 FX】他のインジとは根本的に違う「フィボナッチ」系

 

先日、投資のインジケータの記事を書いた。

簡単に言うと、それらは過去データの参照によるものだと。

 

以下参照

benridougu.hatenablog.com

 

過去データからインジは形成されるから、

個人的に「インジによる予測」はあまり効果的ではないという持論だ。

 

個人的にインジは信用しないが

フィボナッチ系だけは確認している。

インジケータの中でもフィボナッチ系は異質なものなのだ。

 

今回はこのフィボナッチ系について書いてみようと思う。

 

。。。

 

 

まず、フィボナッチ系と書いた「フィボナッチ」とは何か。

 

フィボナッチは人名。

レオナルド フィボナッチさんという数学者である。

 

フィボナッチさんは黄金比を見つけ出した人で

その黄金比は「自然界に多数存在している」というもの。

植物の枝の角度や、花びらの数、種の数など

自然界は黄金比が沢山 潜んでおり、

人は無意識下にこの黄金比を見て育っていると。

その為、人が「綺麗」と評価するものは黄金比をベースに捉える事多く、

評価の高い芸術作品などを調べるとその比率で描かれていたりする。

 

ネットで「黄金比」を検索すれば、その芸術作品が多数確認できるので、時間がある人は確認すると良い。

 

で、いつしか、

この黄金比が「投資関係にも適合する」ということでツール化したのだ。

一体誰が投資関係にフィボナッチ系を取り入れたかは定かではないが、

投資においてもこの黄金比は評価が高いものであり、

実際、株、FX、仮想通貨においてもフィボナッチ系は標準化している。

 

他のインジ群が「過去データ」を可視化したものに対し

フィボナッチ系は完全に「未来予測」である。

 

フィボナッチリトレースメントは、

黄金比を元にチャートを見る事で、上昇下降の転換はこの辺りになるだろう」

 

フィボナッチタイムゾーンは、

黄金比を元に、次に変化が起きる時間はこの辺りになるだろう」

 

フィボナッチエクスパンションは、

「第一波の上昇(下降)がこの大きさなら、黄金比でみるとここまで上昇するだろう」

 

 

。。。

 

そもそもの事を書くが、

インジ、ツールなどを利用し、なぜそれが有効なのか。

 

色々な記事や雑誌などでも書かれているので改めて書く事でもないが、

多くの人が同じ考えを持っている事でインジ、ツールなどが有効になる。

移動平均線をみんなが見てる事により 移動平均線で反発する。

多数の人がMACDをみている事で、ゴールデンクロスが発生したから皆が買い、上昇を起こす。

「多数がフィボナッチを見ているから転換点にかかった時反転する」

 

この様に、フィボナッチ系も同様に捉えがちだが、

そもそもの考えが違う事にお気づきか?

 

繰り返し同じ事を書くが、

 

黄金比は自然界に潜んでおり、人間は無意識下に黄金比を美しいものと捉える。

評価の高い芸術作品は黄金比から作られる物では無く、

描いた物が「黄金比に近い」から多数が美しいと感じる事で評価が上がる。

 

これを投資の観点で説明すると

人間がチャートをみると「ここで折り返すと美しい」を無意識下に黄金比で捉えており、これは多数がフィボナッチを見ているから反映するのではなく、

多数が自然界の物を見ている事で黄金比が備わっているから、チャートでもなんでも黄金比の箇所で反転をして欲しいと願うもの。

 

つまり、

人間としての根本がベースとなっており、フィボナッチは後付け。

多くが見てても見てなくても関係ない。

 

 

 

。。。

 

 

ということで、

他のインジとは根本的に違うという事。

ご理解いただけたか。

 

僕は、フィボナッチが大好きである。

勝てる勝てないなどではなく、

人間の本質的なところに着眼しているフィボナッチ。

 

感動である。

 

興味がある方は以下の書籍を確認するのもよい。

 

 

投資に関するフィボナッチの書籍は多くあるが、

投資の観点ではない、そもそものフィボナッチの世界観を知る事ができる。

 

もちろん、「そんな事より投資で勝ちたい」というのならば

投資書籍を確認するのもよいでしょう。

 

 

 

 

僕は投資の中に隠れている心理が好きなのだ。

もちろん、稼ぐ事も大好きだがねw

 

 

 

敬具