【投資 株 FX】インジケータは有効か否か? 根本から考察し辿り着いた持論
株を7年程やっている。
最近はFXに着手し始めたところ。
損益は公表できる程よくないが、長く考察した上でインジケータが有効かどうかの持論を伝えたいと思う。
初心者向けではなく、経験者向けの記事となりますゆえ、
専門用語が多発する可能性があります。
とはいえ、初級程の知識で十分理解できると思います。
また、「便研α」としては後程 ひとつ書籍を紹介したいと思います。
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まず「インジケータとは何か」の前に押さえておく事。
それは投資をする上で必ず出てくる「チャート」。
これ即ち「売買記録」である。
「そんな事知っている」と皆言うが
果たして深く考えた事ありますか?
これを機に掘り下げて下さいよ。
「売買記録=歩み値」ですね。
この歩み値情報を視覚化したものがチャート。
続いて「証券会社」とは何か。
これはすぐ分かる。
受注を承ってくれる「仲介業者」。
では、証券会社は沢山あるのに何故「売買記録であるチャートの表示が同じなのか」。
推測であるが、取引の中心は「JPX(日本取引所)」であり、そこから「チャートの元」となる「なにかしら」を仲介業者に提供していると予想する。これが「売買履歴=歩み値」か「チャート化したソフト」なのかはわからないが、その情報に付与する形で証券会社がインジケータを増やしていたりするのではないか。
そして、「インジケータ」とは何か。
この答は「数式」である。
例えば、身近なインジの「移動平均線」で考えるのが簡単。
何日間かの平均を連ねて線として表示することで「移動平均線」となる。
計算は「数日間(数分間)」の「値」を全て足し、「数日間(数分間)」で割る。
平均の出し方は小学校で習うからわかる。
その他、主流となっているインジは
著名な数学者が投資において有効な計算を施し
一つの目安としてグラフ化したものだ。
ボリンジャーさんの「ボリンジャーバンド」。
フィボナッチさんの「フィボナッチリトレースメント」など。
その他にも沢山あるが、彼ら数学者の作り出した「式」は評価され、彼らが死んで何年経っても、いろいろな証券会社にテンプレートとして使われているのだ。
となると「インジケーターは有効である」と捉えて良さそうだが、
じゃあなぜ、インジを元に取引を行って「負け試合」になるのか。
その理由は簡単。
インジケータは所詮「売買記録=歩み値」から計算される過去のデータだからだ。
MACDのゴールデンクロスや、デッドクロスも有名だが、「約定数」が決定されていない状態での現値では数値がうろうろする為、行先が定まらなかったりする。
プレイヤーはその曖昧に心がぐらつき、打ち合いが上手くいかなくなったりするのだ。
念を押すが インジは過去の産物であり、未来予想ソフトではない。
これを間違えるとえらい目に会うのだと思う。
更に考えなければいけない事は、この数式達は何年も昔に作られた事。
今の時代は自動売買があったり、ネットで注文が完結できたりと
世界は進歩しているのである。
そんな中、インジばかりを頼って素直に勝てるものか。
以上を踏まえると答えは簡単でしょう。
ただその記録を鵜呑みにしてよいものではないのです。
そして、
実際成功を収めている著名投資家たちはインジを使わない方々が多い。
逆に、投資詐欺だったりセミナーだったり「これをやっていれば勝てる」と唄っている集団はインジや、インジまがいの独自式を開発している事も多い。
独自式の作り方はどう作るか。
取引所からとってくる過去記録を元に計算式をあてこみ、自分流のインジを作っている。
結局、過去ログである。
そして、最後に考えなければならない事は
とはいえ、インジで出力される様なそれらしいグラフになっているのはなぜか。
これは、そのインジが有名で、皆がその指標を元に取引をするからである。
大多数が同じものを基準に取引を行うとそれらしいグラフを作りだすであろう。
よもや、それが正しいかの様な結果となる事があるのだ。
ということで、
インジケータは有効か否か?
根本から考察し辿り着いた持論
過去データの参照として使うもの。特に長中期で参照するもの。
である。
次いで、トレード手法のおおくくり。
ファンダメンタル(実績、時事ネタ系)、テクニカル(過去データ系)。
テクニカルの中に
チャート、インジ、歩み値、板読みなどがある。
板読みは「予約状況」からの推測となる。
過去データ系より精度を上げるなら、
ジャンル違いのファンダに進むか、
板読みも取り入れるか。
成功しているトレーダに板読みを取り入れている人が沢山いる。
僕が敬愛するテスタさんなどもその一人。
彼に執着しいろいろ調べると、
初期の段階でこの本に出合った。
インジなどより、板、歩み値に力を入れてきた実力者の本だ。
興味のある方は、読んでみるといいだろう。
以下は同執筆者の本である。
今回は投資の話しであった。
便利道具というより、参考書籍の案内でした。
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