便利道具研究所アルファ

自身の日記を交えながら、生活を楽にする便利な道具や情報などを配信、記録してます

便研!はてなブログ起動初手記事としまして、お題「死ぬかと思った瞬間」。

 

「便利道具研究所」を残しつつ、

「便利道具研究所アルファ」を起動いたしました。

 

その初手記事と致しまして、何を書こうかと思っておりましたらばがに。

 

よくある、ブログ更新に役立つ情報「お題」。

初手にはうってつけでしょう

 

 

 

お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」

 

 

 

至----

 

 

便利道具研究所アルファ



映像編集会社に勤めていたころ

 

社員旅行で中国北京に4泊。

 

初日の夜から若手三人で飲み屋街に繰り出してバーを巡った。

二件目の会計を終え路上に出ると「カタコト日本語」でキャッチに声を掛けられた。

奴が伝えたいワードとしては「カラオケ」「女」「1人2万(円換算)」。

 

「いかない、いかない(笑)日本でも高いわ」

と、軽くあしらい歩き出すと

奴は「1人2000円(円換算)!!」

と大きい声を挙げて値下げ。

 

 

 

 

10分の1に一瞬でなったw

 

 

 

その瞬間、僕のレーダーが反応し

同行していた二人に声を掛ける

 

 

僕:「これ、絶対ぼったくられるなw あえて行ってみましょう。

いい経験になるんちゃうかなとw」

 

同行者:「う、うん。。。」

 

 

そして一行は車に乗せられちょっと離れた飲み屋にたどり着く。

 

 

 

 

一瞬よぎった辞めればよかった、気づいた時にはもう遅かった

      -by キングギドラ-

 

 

 

 

まさか車に乗るなんて。

 

 

到着にて降車。

そびえたつ雑居ビル。

ちょっと赤みのある控えめのネオンが1階と2階の狭間を仕切る。

ちょっと重そうな扉が開いていて

奥の方まで続く廊下が薄暗い。

扉の前にはダーク系コーデの「いかちめ」な短髪おとこ。

 

 

 

なんで悪そな奴は大体黒系?

 

 

と思いながら、足を進める。

 

短髪おとこは不愛想。

入口進み、別の男がエスコート。

 

地下に降りていく時、ふと入口を見ると

僕らの入ってきた重い扉を閉める短髪の姿が目に入ったが

そこまで気にしない僕。

 

地下から更に奥に進み

誰もいない部屋を横目に廊下を突き進む。

 

一番奥の部屋に入るとソファーに座る様指示を受ける。

メニューを見せられ注文を聞かれる

 

金額はそこらのバーを大した差はない。

 

ビールを人数分注文し、

商品が席に到着すると同時に

女性がぞろぞろと部屋に入ってきて、

ずらりと10人程 目の前に並んだ。

 

「この中から選べ」

 

キャバみたいなものだな。

 

 

それぞれ1人を選び、

僕らの横に着席。

 

日本語、英語、中国語を交えてコミュニュケーション勃発。

酒を飲み、カラオケをして楽しい時間が始まる。

 

飲み進めるうちに、

「今日は暇だからさらに女性をつけるよ。無料でいいよ」と

部屋の中は結局、総アタック。

10人程の女性が入室することになった。

 

きゃっきゃきゃっきゃと遊びふける事2時間。

 

そろそろ帰ろうかと話しがついて、

会計を進め、差し出された「ぺら紙」には

16万(円換算)の殴り書き。

 

 

一瞬よぎった辞めればよかった、気づいた時にはもう遅かった

      -by キングギドラ part2-

 

 

 

 

お調子者の僕は

「こんなん払わんわ!! 話がちゃうでー」

の一点張り。

 

さっきまで楽しく飲んでた女の子は笑顔を見せない。

 

黒服コーデの男と色々話てみるが

相手も引かない。

 

見かねた女性らの一人が

僕を睨みながらテーブルに残ったナッツを握り

僕に投げつける

 

それをガードする様 右手を顔前に差し出す僕。

 

何事もなかったように

「払わんぞ」の一点張り。

 

すると、一人の黒服が現れる。

スーツ姿のちょっとイケメン風な男。

 

どうやら、ラスボスのようだ。

 

ラスボス:「お前がリーダーか。こっちに来い」

 

僕だけ、別室に誘導される。

 

行ったろうやないかい。

話しつけたろうやないかい。

 

同行者2人に「ちょっと行ってくる」と伝え

ラスボスを追う。

 

別の部屋に入るとラスボスが腰かけた。

「横に座れ」の指示。

 

躊躇なく座る。

 

ラスボス:「金払え」

僕:「あほか。払うわけないやん。話しが違うで。」

ラスボス:「警察行く気か?」

僕:「当たり前や、警察よべや。ぼったくりやんけ」

 

ラスボスが入口に目をやるのに気づき

入口を確認した時、

扉が開いて複数の男達がどどどと駆け寄って来た瞬間、

僕は殴られ、乱闘と化す。

 

 

この瞬間!!

 

お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」

 

ですねw。

 

 

 

 

中国やん。

青龍刀とか出てきそうやん。

躊躇無く切られそうやん。

中国 国民 全員強そうやん。

ジャッキーとかブルースリーとか影響力ありすぎやん。

 

 

 

僕的には「死ぬかと思った」を伝えられたから満足だが

ここで話を終えると、続きが気になるか。

 

 

惰性で簡単に書き綴りましょか。

 

 

この時、押し寄せた男達は5人程。

確認すると、手に武器を持ってる奴はいなかった。

この瞬間、

先程 頭を過った「死ぬかもしれない」は

僕の中からなくなったん。

 

押し倒されて足を捕まれ身動きとれん。

他の奴らにぼかぼか、蹴られ殴られ、

それでも「こいつだけは」とラスボスの足を掴み逃がさない僕。

ラスボスも転倒。

奴を睨みながら足から手繰り寄せる感じで、顔に殴りかかる。

しかし、辿りつけん。

僕は僕で足を持たれているし、奴は机の脚にしがみついてるからだ。

 

そんな中、

奴らの力が弱くなっていくのを感じた。

休憩に入った感じで、奴らが一歩引いていく。

 

なんだ?と思った時、気づいた。

 

ポッケの財布がなくなっている。

 

。。。

 

 

結局、15万程入った財布はとられ、

車に乗せられて

元々居た繁華街で降ろされた。

 

殴られ損だ。。。

 

タクシーに乗り、ホテルに帰って

3人で記念撮影。

出血した顔は痛々しいが

笑顔で一日を終えたのだ。

 

 

翌日(社員旅行二日目)。。。

 

疲れからか、集合時間に遅れた僕。

朝食の予定時間を過ぎているが、まだ間にあう。

 

簡単な身支度をすませ、ホテル1Fのレストランに向かう。

 

見渡して同僚を発見すると、向こうも気づいた模様。

 

社長と副社長が僕の方に来て

「大丈夫か」と声を掛けてくれた。

腫れあがった顔を確認した社長は、

「警察行くか?」と心配な声掛け。

少し考えたが、今日の予定を聞くと万里の長城へいくとの事。

僕のせいで皆の予定が変わってしまうのが嫌なこともあったが、

実際、警察行くより万里の長城に行く方が有意義だと思った。

 

万里の長城、行きたいっす」

 

そう伝えると社長は笑いながら

「お前らしいなw」と言った。

 

 

その後の滞在において、無一文の僕は社長にお金を借りて

観光を楽しんだ。

乱闘で傷ついた身体と眼鏡は応急処置してなんとか凌いだ。

※簡単な薬塗と、折れた眼鏡は割りばしで補強した。

 

万里の長城は登山の感覚で、絶景を見た。

 

 

その日の夜は、

 

若者一人増えて

4人でなにするか。。。

 

女性を買いに行こうとホテルのスタッフに聞くと

泊まったホテルで用意出来るとの事だった。

 

先日の事件もあったので、ホテルの方が安心。

ということでお願いすることに。

 

泊まった部屋から1Fロビーで集合し、

スタッフの誘導で地下に降りる。

 

誘導された先は大浴場で

僕は「なぜ?」と思った。

大浴場 利用者の裸を横目に

奥に進むと更に地下に降りる階段があり、地下2F。

 

天井には配線やパイプが張り巡っている。

これは完全に裏方が通る様なロケーション。

 

その一角に小部屋が複数あり、

僕らは1人づつ部屋で待機する事になった。

 

前日の事件の事もあり、

「もしや、また事件が起きるのでは。。。」

とどきどきしていた。

 

そして数分後。

 

女性が現れ、プレイが開始された。

頭の片隅で

どうしても、先日の事がかけ巡る

 

といいつつも、

男ってのはそんな中でも発射できるものなのだと実感した。

 

事を終え、支払いをし、

スタッフの誘導で1Fロビーに戻る。

部屋まで戻って、集まった社員。

 

先日同行した二人は

同じ事を思っていたらしく

ずっと気が気でない状況だった様だ

 

それでも発射したのは

やはり、僕だけではなかった。

男ってやつはw

 

 

 

最終日に行った頤和園

 

ここにはびっくりした。

 

偉い人が作った庭園なのだが、池が凍って歩く事ができる。

その絶景を目にした時、人生で初めて景色を見て涙が流れた。

今までの生涯で、この様な経験は頤和園だけだ。

 

 

この涙する現象が

絶景からか、、、、

はたまた、数日前に起きた「ぼったくり乱闘事件」が

何かしらの影響を与えているのかは、僕には解明できないが

とにかく、

あの涙はなぜか全身が震えるほど感動したのだ。

 

 

 

 

 

ほかにも立ち寄ったとこはいっぱいあるが、

僕の死ぬかと思った話の舞台 中国。

 

 

充実した中国旅行ができた話でした。。。

 

 

敬具